おばんです。
『物怪夜行記』九尾狐篇を更新しました。
だいぶあれです、話が進んで参りました。
実のところ九尾篇は導入を兼ねているので、世界観についての説明がとんでもなくざっくりしてます。
その辺りは、今後のところで描いていく予定でおりますが、妖の世界には本当にたくさんの妖怪がおりまして、しかも人の想像する限り新しいものが生まれたりするわけで。
そういうところが面白いですよね妖怪。
最近気になっているのは、少し前にいくつかの話型を作りつつ流行った「背の高い女」の妖怪。こちらは高女の亜種になるのか?とも思うのですが、古くは下半身が長く描かれたものが多い妖怪です。
そうなると、「背の高い女」はまた別物なのか。
「高女」自体は女郎屋などを覗き込む、醜女の嫉妬が生み出した妖怪とも言われていますので、例えば有名な「八尺様」なんかは男の子だけを狙うところに少しばかりの接点を感じますね。
現代妖怪は江戸時代以前の妖怪のオマージュのようでいて、現代の「恐怖」に合わせて姿や性質が様々にカスタマイズされているような気がします。
物怪夜行記では妖怪をあまり異形っぽく描いていません。
それも後々に色々と描くつもりでおりますが、特に天狗はとても人に近い姿かたちをしてますね。鬼も角が無ければ人に近い(元が人なのもある)。
妖狐は耳や鼻が獣のそれです。妖狐以外にも化け狸や犬神、猫又に雷獣に兎妖など。動物に近い妖怪も割と多いです。
長々と書いてしまいましたが、やっぱり妖怪って面白いなあ、と日々思っております。
それでは、おやすみなさい。
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